スペインをイメージした香り作り~巨大つり香炉
香り作りをしていると、たくさん調べていく作業があります。
素晴らしい文化に驚きを隠せない!と思ったものについて少しご紹介してみようと思います。
私はバッハを始めとするバロック音楽が大好きで、そうするとキリスト教が無関係ではなく、教会の香りにも興味を抱いております。
そんな中、スペインの香りに取り組んだ際に出会った香りのあまりのダイナミックさに、今すぐスペインに行ってみたい!と衝動を抑えるのが大変だったのが、ボタフメイロなのですが。動画をどうぞ!
ボタフメイロ 儀式 スペイン サンティアゴ・デ・コンポステラ 大聖堂
香炉が落ちてこないのか心配になります。失敗して窓を突き破って外に出てしまったことがあるとWikipediaに書かれています。
スペインと言いますと、カトリック大国。
巡礼の旅の最後がこちらの教会のようです。
巨大香炉の中に乳香(フランキンセンス)を入れているシーンが冒頭にあります。灰が入っていて、火種として炭をいれているようです。
昔は、巡礼者はお風呂に入ることも難しかったでしょうし、臭いの対策や疫病予防に香を焚いたと言われています。
フランキンセンスには抗菌や抗ウィルスを期待できますし、瞑想をする時の香りで、私は気持ちが落ち着くなと思う香りです。
臭い対策もあったかもしれませんが、長旅で疲れた巡礼者にとって、どんな香りだったのか思いを馳せると、祈りの香りであり癒しや感動の香りだったのではないかなと想像します。
イベントのお仕事では、オレンジを中心にスパイシーな香りでまとめました。力強い太陽の光や大地をステップして土ぼこりが舞うような、アンダルシアの香りをイメージして創作しました。もちろん、フランキンセンスも忘れずに入れましたよ。
素敵な文化、ボタフメイロの香りも再びどこかで。
Herb Harvest
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