ローズの香りを待ちわびて 開催しました。
ダマスクローズをふんだんに使った一時。
水蒸気蒸留法で抽出したローズの精油ですが、私が勉強したNard Japan のテキストには、1㎏の精油を抽出するのに4,000㎏の量のローズが必要と書かれています。
なんかすごい!でもちょっとよく分からないので、計算してみますと、
およそ1滴に200gのローズの花の恵みを頂いているのかな!?
美しい香りのはずです。
まずは、ボディーミスト作りから開始。
皆さんローズの香りに心から癒されている様子でした。
今回は水蒸気蒸留法で抽出した精油を使いますが、溶剤抽出法のローズも香りを確認しました。同じローズでも、抽出法が違うと全然違う香りですが、どちらも素晴らしい香りです。
ローズの香りは人によって心が華やぐ方もいれば、落ち着く方もおられます。真逆のことですが、それが植物なのだ。と私は先生から教わり、アロマテラピーの魅力とはこういうことなんだなと感激しました。バランスを取ることができるのです。そのあたりのことも説明させて頂きました。
歴史上の人物も、このローズの香りに魅了されてきました。
紀元54年ー68年ローマを統治したネロ皇帝は、宴会場の床を一面バラの花びらでうめるという流行を作りました。晩餐の最中、天井から雨のようにバラを降らせたと….
その後、ローマを支配したヘリオガバルス皇帝は更に常軌を逸していて、宴会中客人と共に酩酊し眠ってしまったのですが、花びらの雨を止める命令を出さなかったので、多くの人が花びらの下敷きになり窒息死したそうです。
写真はwikipediaより
この絵は、「ヘリオガバルスの薔薇」という名前の、ローレンス・アルマ=タデマの絵です。
私の講座では、バラの雨を降らせるようなことはしませんが、存分に楽しんで頂きました。
練り香水は、精油20滴で作りましたので調香のコツもお伝えしながら、皆様ムエットを使いオリジナルの香りを作りました。大胆にもローズ10滴を使って作りましたので、華やかな香りですが、それぞれ個性がキラリと光る香りでした。
<ご参考> 贅沢にもベルギーのプラナロム精油をしました。芳醇な香りに心も体も癒されましたね。
最後に、私が講師の活動を始めて1年でしたので、本当にこのような楽しい機会を頂き感謝の気持ちでいっぱいでしたので、受講してくださった方に何か為になるものを1つプレゼントさせて頂きたいと思い、手指用の消毒液作りをプレゼントさせて頂きました。
もうご存知の方も多いですが、消毒液を作る際の無水エタノールと水の割合。グリセリン、おススメの精油などをお伝えしながら作りました。
こんな素敵な香りの消毒液は売っていないよね!と盛り上がりました。
コロナウイルスの対策になりましたら嬉しく思います。
次回8月は、脱プラスティック対策にもなる、「みつろうエコラップ」作りの会を開催いたします。
準備が整いましたら、こちらでお知らせをさせて頂きます。
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